HTMLはWebサイトの骨組みにあたるもので、文章や、見出しといった設定を行いました。ですがHTMLだけだと、ただ文章だけが表示され、サイトを閲覧される方にとってみれば、とても見辛くなってしまいます。
CSSとはCascading Style Sheets(カスケーディング・スタイルシート)の略で、スタイルシート言語とも呼ばれます。
CSSでは、HTMLでは対応できないWebサイトの「装飾」を行います。各設定の紹介を簡単にではございますが、解説いたします!
本記事では以下のような方が対象となります。
- CSSをこれから勉強される方
- CSSを触ってみたけど、よくわからないといった方
- 始めたばかりでどんなことができるのかわからない方
本記事にて少しでお悩みが解決できましたら幸いです。
下記の記事にて、HTMLの解説も行っております。HTMLに関して知りたいといった方は、下記の記事も参考にされてみてください。
CSSでできること
CSSでは、Webサイトを見やすくするための装飾の役割を担うものになります。文字に関していえば、色、サイズ、文字の間隔などの制御も可能です。画像の配置やアニメーションも制御が可能になります。
本記事の目次や、文字の大きさ、色もすべてCSSによって指定されております。
文字の色やサイズを変更
<p class="p-1">この文字は赤色です。</p>
<p class="p-2">この文字は緑色です。</p>
<p class="p-3">この文字は青色です。</p>
.p-1 {
color: red;
font-size: 20px;
}
.p-2 {
color: green;
font-size: 16px;
}
.p-3 {
color: blue;
font-size: 12px;
}
CSSで文字の大きさや、色の変更が可能です。HTMLに「class」を付与することによって、CSSの管理がしやすくなります。
CSSでは「class」に対して、プロパティを指定、プロパティの値を設定します。
この場合、「p-1」というclassを持つHTML要素に対して、colorプロパティとfont-sizeプロパティを指定しております。それぞれ、「red」、「20px」という値を設定し、画面に反映させております。
値の指定方法や単位(この場合はpx)についての詳細は別記事にて解説させていただく予定です。
画像の大きさの調整や、レイアウトを調整
<div class="container">
<div class="cards">
<div class="image-box"></div>
<p>1つ目の画像です</p>
</div>
<div class="cards">
<div class="image-box"></div>
<p>2つ目の画像です</p>
</div>
<div class="cards">
<div class="image-box"></div>
<p>3つ目の画像です</p>
</div>
</div>
.container {
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
gap: 2em;
}
.container .cards {
width: 20%;
padding: 2em;
border: 1px solid #555555;
}
.container .cards .image-box {
width: 100%;
aspect-ratio: 1;
background-color: #c8ffd9;
}
CSSでカードを作成し、横に並べております。文字の装飾だけでなく、カードのようなデザインを再現し、並べることも可能です。Webサイトでよく見かける画像が横に並んでいるデザインも、CSSで制御されています。
アニメーションを設定
文字の装飾と比べるとCSSの記載量が多くなっておりますが、このようにアニメーションを付与することが可能です。
上記例では、2秒間かけて1往復、青のボックスを0.5秒遅らせてスタートさせています。スライドさせていますが、回転させたり、色を変化させたりといったことも可能です。
実際には上記例のようなアニメーションを取り入れることは少ないですが、このような指定ができるようになると、応用して実装できる幅が広がります。
アニメーションを付与できるようになると、コーディングの表現の幅も広がり、楽しくなってきます!
さいごに
今回はCSSでできることを簡単にですが、解説させていただきました。
HTMLと違って、設定できることが多岐に渡るため、すべて覚えるのは非常に大変です。
HTMLと同じように、使用するプロパティはおおよそ決まってきますので、実際にWebサイト制作をしながら、覚えていくのが良いかと思います!
わからなくなったら、その都度調べる!そのくらいでよいと思います!
いろいろなプロパティを試して、勉強していきましょう!