ブログサイトなどの文章でよく見かける蛍光ペンのような装飾(マーカー)ですが、どのように実装されているかご存じでしょうか。方法としてはいくつかございますが、今回は一般的な実装方法について解説いたします。
マーカーの引き方
テキスト全体を覆う場合
background-colorプロパティを使用
<p class="text">今回は<span class="marker">マーカーの引き方</span>について解説いたします。</p>
<style>
.marker {
background-color: #faff6b;
}
</style>
マーカーを引きたいテキストをspanタグで囲み、background-colorプロパティで色(#faff6b)を指定しています。
テキスト全体に色を付ける場合はこの方法で問題ないですが、文字の下半に色を付けるといった場合だと、background-colorプロパティでは実現ができません。
テキストの下側にマーカーを引く方法
border : linear-gradient を使用する方法
borderプロパティのlinear-gradientはグラデーションを表現する値ですが、これを応用して蛍光ペンのようなデザインを作成します。
<p class="text-2">今回は<span class="marker">マーカーの引き方</span>について解説いたします。</p>
<style>
.text-2 .marker {
background: linear-gradient(transparent 50%,#faff6b 50%);
}
</style>
linear-gradientに2つ値が設定しております。1番目に設定する値は「要素の上側から〇%の位置までこの色です」といった意味合いになります。
1番目にtransparentとありますが、こちらは透明を表す色指定です。上記の説明に当てはめると「要素の上から50%は透明です」となることがわかります。
2番目に設定された色で線が引かれますが、1番目に指定した%と同じ値にすることで、グラデーションが付きません。
<p class="text-2">今回は<span class="marker">マーカーの引き方</span>について解説いたします。</p>
<style>
.text-2 .marker {
background:linear-gradient(transparent 70%,#faff6b 70%);
}
</style>
%の数字を大きくしてみました。線が細くなったのがわかります。
このように数値を大きくすることで、線が細くなり、逆に小さくすることによって線を太くすることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
背景色を全体的につける場合はbackground-colorプロパティで問題ありませんが、マーカー風なデザインの場合はbackground:linear-gradientを使用すると簡単に実装ができます。
文章中にアクセントをつけたい場合に有効なデザインなため、ぜひ利用されてみてください!